ケータイ小説から大ヒット!映画「恋空」にツッコミをいれてみましょう~!

映画「恋空」のあらすじ:これって純愛じゃないよね?!

ケータイ小説から火がついた恋愛小説があります。ケータイ小説を読んで「切ない」「泣ける」「オススメ」「一途さに泣ける」といったレビューが中高校生から多く寄せられてどんどん人気が加速して、ケータイ小説から書籍で発売されて新垣結衣さんが主演の映画化となりました。新垣結衣さんの相手には、三浦春馬さんと中高校生から絶大な人気を誇る出演者にも注目が集まった映画です。映画化の1年後にはドラマ化もされているので、いかに「恋空」が人気が高かったのかが伺えます。書籍になった「恋空」の累計部数ですが、書籍が売れない売れないといわれるこの状態で出版して1ヶ月後に100万部を突破して、2010年には200万部を突破したほど売れたラブ・ストーリーです。

原作も中高校生といった10代から20代の活発で活動的な女性からの圧倒的な支持と、自分のこだわりを強くもってネットでの書き込みで活発な発言をするおたく要素の高い男性からの徹底的な批判、そして自分多少年齢を重ねている年代の批評と、いろいろなかなり乖離がある部分でも『これがジェネレーションギャップか?!』という感想を抱く年代もあります。ケータイ小説ならではの記号付きのセリフが書籍化になっているので、記号ってどうよ。という点で批判的なコメントも出ました。

好きな人は「恋空」を読んで号泣し、嫌いな人は「恋空」を全部読みきるなんて考えられないと徹底的に批判します。ケータイ小説の頃には「実話」としていたのが、やがて実話を元にしたフィクションにかわっているという点でも、イマイチ納得できないようなちょっと騙された感でしょうか。そのような批判も出たケータイ小説ですが、映画版はやはり時間の関係で時間の進み方が早いので「あれれれ?!こんなに簡単にそうなっちゃうの」と見終わった後に思ってしまうかもしれませんが、ネタバレありで映画の内容をご紹介していきます。

ケータイ小説から映画化「恋空」

映画が公開されたのは2007年11月3日です。ケータイ小説から大人気になった原作が映画化されたこともあって、興行収入39億円観客動員数は約314万人というヒット映画になりました。監督は今井夏木さんが映画初の監督を務めています。小説とドラマでは多少の違いがありますが、主役の美嘉を演じた新垣結衣さんの身長169cmと原作のように小柄ではない。といった点ですが、新垣結衣さんのキュートな姿は満載なので、原作と身長が違うというブーイングはまったくといっていいほどありません。

出演者とどんな役かを簡単にご紹介

  • 田原美嘉:新垣結衣・・・ごくごく普通の女子高校生です。ヒロと出会ったことで人生に大きな変化が訪れます。
  • 桜井弘樹:三浦春馬・・・「ヒロ」と呼ばれています。金髪で美嘉の彼氏です。美嘉とは同級生。
  • 咲:臼田あさ美・・・ヒロの元彼女です。ヒロと別れてはいますが、いまだにヒロのことが忘れられません。ヒロが美嘉と付き合ったことで美嘉に嫌がらせをします。
  • ノゾム : 中村蒼・・・ヒロの親友であり一番の理解者でもあります。
  • アヤ : 波瑠・・・美嘉の親友です。優しい女の子で、美嘉をいつも元気付けようとしてくれます。
  • 福原優 :小出恵介・・・美嘉がヒロと別れた後に美嘉が付き合う彼氏です。とても優しく情熱的な男性です。
  • 桜井博一 :山本龍二・・・ヒロの父親です。とても男気あふれるお父さんです。
  • 桜井明美 : 麻生祐未・・・ヒロの母親です。男気ある夫を支え、心や優しい女性です。
  • ミナコ :香里奈・・・ヒロのお姉さんです。ヤンキーですが、美嘉とヒロふたりの恋愛を静かにそっと見守ってくれる安心できる存在です。
  • 田原勝治 : 高橋ジョージ・・・美嘉の父親です。妻の安江との間にドラマ中で亀裂が生じてしまいます。人を思いやる気持ちを熱演しています。
  • 田原安江 : 浅野ゆう子・・・美嘉の母親です。とても芯の強い女性でどんなことがあっても美嘉のことを信じて信頼しています。
  • 田原さおり:深田あき・・・美嘉のお姉さんです。田原家はもちろんのこと、美嘉のことをいつも大切にしてくれています。
  • ケン:浅利陽介・・・美嘉、ヒロの同級生です。
  • シンタロウ:大和田健介・・・美嘉、ヒロの同級生です。
  • イズミ:松井絵里奈・・・美嘉、ヒロの同級生です。
  • ユカ : 大平奈津美・・・美嘉、ヒロの同級生です。

あらすじ ~美嘉とヒロの出会いはメールから始まった~

主人公の田原美嘉(ガッキー)は、とってもゆっくりとした空気がただよる地方都市に住んでいる、ごくごくふつうの女子高校生です。美嘉がかよっている高校の校舎の窓からは海が見えます。男の子にはオクテですが、毎日友達と楽しい高校生活を満喫していますが、夏休みに入る3日前のこと、美嘉は携帯を無くしてしまいました。

美嘉が無くした携帯電話は、図書館の本棚に置かれて見つかったので一安心しましたが、携帯電話のメモリーやメールは全削除されていました。携帯が見つかったその夜から、美嘉の携帯にメールが届きました。メールの発信者は不明ですが、美嘉はメールに返信をしてやりとりをするようになりました。メールでのやり取りは続けているうちに、美嘉はいつの間にか発信者不明の相手に興味を抱くようになりました。このメールでのやり取りは夏休み中にずっと交信が続いていき、いつの間にか美嘉は恋心を抱くようになりました。

長い夏休みが終わり新学期が始まりました。メールで夏休み中にやり取りをしていたふたりが、学校で顔を会わせることにあります。美嘉がメールでやり取りしていた相手は、美嘉の親友アヤの好きな人の親友でした。同級生の桜井弘樹(三浦春馬)で「ヒロ」と呼ばれています。金髪姿のヒロの姿を見て、思わず美嘉は引いてしまいますが、ヒロと美嘉のふたりは付き合うことになりました。

美嘉への誕生日プレゼントと言ってヒロが差し出した花ですが、どこから摘んできた花だと美嘉見抜いて「お花がかわいそう」と受け取ろうとしません。ヒロは美嘉が受け取らなかった花を、花壇に植えなおしている姿を見かけてますます美嘉はヒロへの思いを募らせます。

ヒロと美嘉のふたりは付き合い始めて、楽しい学校生活を送っています。そしてヒロの自宅に美嘉が招かれふたりはベッドを共にするのでした。美嘉とヒロはお互い惹かれあい、楽しく付き合っていましたが、ある日のこととんでもない事態が起こります。

ツッコミ ~簡単に寝るのか?!~

ここまでの話でもアンチ派からは、これが今の女子高校生の実態だと思うと恐ろしいものがある。というコメントがあります。舞台設定の都会ではなく、どこにでもある地方都市での女子高校生がこんな生活を送っているのはなんたることだ?!という点です。たしかに発信者がだれか分からない相手でありながらも、メールのやり取りをするという行為。発信者不明のメールでなんの抵抗もなくメールのやり取りから、親近感どころか好意までも感じてしまう。これはかなり恐ろしいことです。身元不明の人と簡単にやりとりしてはいけないことぐらい、小学生に「知らない人に話しかけられたら、大声だして逃げなさい。」と口うるさく、家や学校でも指導されているはず。

おまけに高校生ならは、携帯電話から犯罪に巻き込まれることもいろいろ聞かされているはずです。でも本当に簡単に身元不明の発信者が分からない状態でやりとりする美嘉の心情を理解しろと言われても、かなり難しいところでもあります。紛失した携帯が見つかった時に、メモリーやメールが全削除されているのに、そこに発信者不明でメールが来たら、とてもじゃないですが怖くて怖くてやり取りなんてできるはずないのが当たり前。でも、美嘉は違いました。(笑)

発信者不明の相手と、メールのやり取りを夏休みの間に続けているんですから。おまけにやり取りしていくうちに、好意まで抱いてしまっているです。これってストックホルム症候群?!とかを思ってしまう強烈な出来事です。

発信者不明のメールに抵抗なくやりとりをしているのに、「お花がかわいそう」とか感覚の違和感、そして元に戻しているヒロの姿をみて、こんな姿が私の心の中にいつのまにかどんどんひきつけられた。という感性の違いに戸惑いを感じるのも納得できます。

おまけに付き合い始めて間もなくすぐに、高校生のふたりが簡単に寝てしまうところにも驚きを感じます。これがどこにでもある高校生の実態なのか?!という点で、高校生がこの本を読むことに大人が激しく嫌悪感を味わうもの当然のことです。ガッキーということもあって、生々しい描写がないことが何よりですが、彼氏の家に遊びに行きあまりにも簡単にベッドインするような展開はあまりにも若い読者に対して性行為を当たり前のように感じさせるのではないか。という声もあります。

こんな簡単に女子高校生が男子と寝ることを堂々とケータイ小説で発表していることに、アンチ「恋空」の人は特に嫌います。あまりにも女性として美嘉の行動は軽すぎやしないか?!いくら好きかもしれないけど、まだお互いのこともよく知らず、数回程度のデートで簡単に男の部屋にあがりこむことにも恐ろしさを感じます。実際に中高生がらみの性犯罪が珍しくない時代だからこそ、このような行為を肯定的に書かれていることに激怒するんです。

そして女子高校生の美嘉の生活環境も、ある程度の中流家庭のような設定になっています。中流家庭という設定の理由には、両親や姉の家族が揃っていて身なりもキチンとした両親姿として描かれていることからもわかります。家族揃っているだけではなく、とても愛情に溢れた家庭でもあり、学校でも仲の良い友人たちに囲まれてどこにでもいるある地方都市の女性高校生なのに、なんで付き合って間もない彼氏の家に簡単に上がりこむんだ?おまけに一人でそれはおかしいでしょ?それって普通のことではないでしょ?と、教育評論家たちが大激怒するような最初からの展開です。教育者じゃなくても、これはおかしいありえない。というつっこみです。